ハウツー2026年5月23日 · 約 3 分で読めます

60 秒で DCF を組む — PickSkill チュートリアル

米国・香港・A 株の任意の銘柄について、1 分以内にフル DCF を作る 4 ステップのチュートリアル。各前提に出典が付き、各明細は 10-K にリンクし、Excel もダウンロード可能。

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PickSkill TeamPickSkill リサーチチーム ── 個人投資家のための AI アナリストを構築。
Excel で手作業の DCF が約 60 分かかるのに対し、PickSkill では 60 秒で済むことを示す比較インフォグラフィック

Excel で DCF を手作業で組むのは 1 時間がかりの作業です:10-K を 4 期分ダウンロードして、明細をコピーし、5 年予測を組み、WACC を推計し、ターミナルバリューを計算し、感応度テーブルを作る。本チュートリアルは同じワークフローを PickSkill で 60 秒以内に完了させる方法を示します ── 入力はすべて出典付き、明細はファイリングにリンク、最終的な Excel がダウンロード可能。数学は手作業とまったく同じ;変わるのは、データ採取に費やす時間と、答えを実際に動かす判断に費やす時間の配分です。

これは 4 ステップのチュートリアル。各ステップはプロンプト 1 つかクリック 1 つ。DCF とは何か? を読んでいればフレームワークは手のうちにある ── 本記事はプロダクトのフローを案内するだけです。

要点まとめ

  • 4 ステップ、約 60 秒。 チャットを開く、プロンプトを貼る、前提をインラインで編集、Excel をダウンロード。
  • すべての入力に出典あり。 リスクフリーレートは現在の国債カーブから;ERP と業種ベータは Damodaran の四半期更新データから;FCF 履歴は直近 4 期分の 10-Q/10-K(出典: SEC EDGAR)から。
  • すべての前提が編集可能。 同じチャット内で売上成長、ターミナル EBIT マージン、WACC、あるいはターミナル法を上書き ── PickSkill がリアルタイムで再計算。
  • 米国・香港・A 株に対応。 PickSkill が市場ごとに適切なファイリングセットを取得。
  • 出力は本物の .xlsx ── スクリーンショットではありません。Excel で開き、チームと共有し、自分のデッキに貼れる。

なぜこれが大事か

多くの個人投資家が DCF を組まない理由は、概念の難しさではなく摩擦です。最新の 10-K を見つけ、補助データをダウンロードし、予測シートを組むまでに、最初の判断に触れる前に 1 時間使ってしまう。PickSkill はその 1 時間を数秒に圧縮し、本当に価値を動かす 4 つの前提(売上成長、ターミナルマージン、WACC、ターミナル法 ── DCF とは? 参照)に時間を使えるようにします。

合理的な物差し:DCF がポジションを動かす判断材料になるなら、前提には少なくとも 20 分の思考を費やす価値があります。データ運搬に 60 分使うのは「質への投資」ではなく「税金」。本チュートリアルはこの税金を取り除きます。

4 ステップ・ワークフロー

Step 1 ── チャットを開く

/chat へ。サインインしていなければワンクリックでサインイン ── 無料、クレジットカード不要。

Step 2 ── DCF を依頼

このプロンプトを貼る(ティッカーは研究対象に置き換え):

NVDA の 5 年 DCF を Excel で作って。
含めるもの:前提シート、5 年 FCF 予測、WACC と感応度、バリュエーション要約(暗示の株価付き)。
注目すべき 4 つの入力を教えて。

入力はこれだけ。ティッカー設定もテンプレ選択も項目ごとのフォーム入力もなし。

Step 3 ── 約 30 秒、PickSkill が作業中

PickSkill は順に実行:

  1. SEC EDGAR から最新 10-K と直近 4 期の 10-Q を取得(香港株は HKEx、A 株は Cninfo から)。
  2. 損益計算書、キャッシュフロー計算書、貸借対照表の明細を抽出。
  3. 直近 4 会計年度の履歴 FCF(OCF − Capex)を計算。
  4. 現在の 10 年国債利回りをリスクフリーレートとして取得。
  5. Damodaran の最新の業種 ERP と業種ベータを取得。
  6. WACC を組み立て。
  7. 履歴成長率をデフォルトに、向こう 5 年を予測。
  8. Gordon Growth とエグジットマルチプルの両方でターミナルバリューを計算。
  9. シート間のリンクを保ったまま .xlsx に書き出し。

過程はストリーミングで表示され、取得した各ファイリングへのリンクが付きます。完了後、7 日間有効なダウンロードリンクと、4 つの前提に関するチャット内ウォークスルーが手に入ります。

Step 4 ── 任意の前提を変えて再計算

ここから本当の作業が始まります。DCF を動かす 4 つの主要前提はすべてチャット内で上書き可能:

ターミナル EBIT マージンを 38% に上げて感応度テーブルを再計算して。
ERP をインプライド(4.2%)に切り替えて、新しい WACC と暗示株価への影響を見せて。
売上成長をストレステスト ── Y4 と Y5 を 10% に落としてダウンサイドケースを見せて。

PickSkill は同じ Excel テンプレートを新しい入力で再計算し、差分を返します。再アップロード不要、テンプレ地獄なし。

今すぐ試す。 チャットを開く と Step 2 のプロンプトを貼ってください。ループ全体で 1 分以内。

出力の中身

ダウンロードした .xlsx には 4 シート:

シート内容
Assumptions(前提)売上成長率(Y1–Y5)、EBIT マージン推移、税率、capex/売上、運転資本変動、WACC 入力、ターミナル法。各セルに出典ノート。
Projection(予測)年次の売上、EBIT、NOPAT、capex、NWC 変動、FCF、割引後 FCF。すべての式が Assumptions にリンク。
Sensitivity(感応度)(WACC, ターミナル成長率) グリッドで、WACC ±150 bp、ターミナル成長 ±100 bp の幅で暗示株価を表示。ベースケースのセルをハイライト。
Summary(要約)結論 ── 暗示株価(ベース/低/高)対現在株価、4 つの前提、本シートを生成したプロンプトへのリンク。

Excel または Google Sheets でそのまま開けます。式はライブで、何を上書きしても予測が更新されます。

よく使うフォローアップ・プロンプト

ベースケースを得たあと、次のプロンプトが効きます:

  • 「Y5 の細目を増やして ── 現在の売上から Y5 売上までの経路をセグメント別に分解して。」
  • 「リバース DCF を実行して ── 現在の株価が暗示している売上成長率は?」
  • 「DCF をコンセンサスと比較して。私の前提がセルサイド平均よりタイト/ルースなところは?」
  • 「この DCF を非技術読者向けの 1 ページにまとめて。ブル/ベア/ベースを各 1 文で。」
  • 「AMD でも同じ構造の DCF を作って、同じシート上で比較できるようにして。」

各プロンプトが 1 回の再計算を起動し、Excel が再生成されます。

60 秒でできないこと

正直な境界線:

  • 単位経済学のビルドアップ(価格 × 数量 × 地域を製品ライン別にモデリング)が必要なカスタムセグメント予測は通常 60 秒では終わらない。PickSkill でも可能 ── ただし分割方法を説明するのに 3〜5 分のやり取りが必要。
  • シナジー重視の M&A DCF にはディールモデルがスタンドアロン DCF と並走する必要があり、ディール条件のアップロードが必要。スタンドアロン部分は 60 秒、ディールロジックは別会話。
  • 直近のファイリングがない銘柄(直近 IPO、米国上場の外国民間発行体)はデフォルトの履歴系列が薄くなる。PickSkill はそれを明示し、推定値の選択肢を提供。
  • モデルより重い判断。 DCF はフレームワークであって神託ではありません。本チュートリアルはデータ摩擦を取り除くためのもの、判断をアウトソースするためのものではありません。

FAQ

データのアップロードは必要? 不要。PickSkill は公開ソース(米国は SEC EDGAR、香港は HKEx、A 株は Cninfo)+ 市場データフィードからすべて取得します。アップロードは自身の私的モデルやノートを重ねたい場合のみ関連。

デフォルトの前提の精度はどれくらい? デフォルトは出典付きで意図的にニュートラル ── 出発点であって最終回答ではありません。売上成長は過去 3 年 CAGR、ターミナル EBIT マージンは過去 3 年平均、WACC は Damodaran の業種テーブルからライブで取得。Step 4 の意義はまさに「自分の見方でデフォルトを上書きする」こと。

DCF を保存して後で再開できる? できます ── チャットセッションは永続化。会話を開き「先ほど見た新しい 10-Q で DCF を再計算して」と頼めば、PickSkill は新ファイリングを取り込み、続きから再開します。

香港株・A 株でも動く? 動きます。PickSkill は HKEx ティッカー(例:9988.HK0700.HK)と A 株ティッカー(600519.SS000333.SZ)を認識し、市場ごとのファイリング(年次/中間/四半期)を取得。A 株はデフォルトのリスクフリーレートに 10 年中国国債、HKEx は 10 年米国国債(多くの HKEx 銘柄が実務上ドルカーブで価格設定)。

コンセンサス比較は? 元のプロンプトに「…各入力をコンセンサス予想と比較して」と追加。PickSkill が市場データから取得し、どの前提がセルサイド平均の上/下/同等かを示します。あなたの見方とコンセンサスの橋こそが、アルファとリスクの所在。

DCF フレームワーク自体はどこで学べる? まず DCF とは? で絶対価値評価フレーム、WACC とは? で全てを静かに決める割引率、FCF とは? でキャッシュフロー予測層を理解。DCF の入力を供給する 10-K の読み方は 10-K を 30 分で読む と合わせて。本チュートリアルはこれらを前提とし、置き換えるものではありません。

PickSkill にやらせてみませんか?

チャットを開いて依頼するだけ。AI がライブデータを取得し、計算を実行し、結果をダウンロード可能な PPT、Word、Excel ファイルとして出力します。

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